矯正治療とは?
「笑った時に歯の隙間が気になる」「前歯が出ているのがコンプレックスだった」このようなお悩みを解決できるのが矯正治療です。
マウスピース矯正やプレート矯正によって、歯並びや咬み合わせを整えれば、出っ歯や受け口などが改善し、その人に合った本来の口元を手に入れられます。また、きちんと咬める美しい歯は、身体の健康を維持することにもつながります。
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美しい口元と笑顔が得られる
歯並びが気になって、人前で上手に笑えないと言ったお悩みを持つ方は、多くいらっしゃると思います。矯正治療を続けると、歯並びの改善が期待できて、口元も引き締まった印象になっていけますよね。ある程度、長期間の治療となりますが、その分、口元の美しさは大きな自信を与えてくれるものではないでしょうか。
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虫歯や歯周病の予防になる
歯並びが整っていないと、歯磨きを丁寧に行っても、食べ物が歯と歯の間などに残りやすい傾向があります。その状態が暫く続くと、歯石が付きやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。矯正治療によって歯並びが改善すると、虫歯や歯周病を予防することにも結びつきます。
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顎関節症の予防、治療につながる
咬み合わせが良くないと、アゴの動かせる範囲に制限がかかってしまい、アゴへのかかる負担が偏る傾向にあります。その状態が2年以上続いてくると、負担のかかる側の骨や歯が削れて下アゴが削れた側に曲がってきたりします。さらに、顎関節に負荷がかかり続けると、コキコキと軟骨と顎関節の骨がこすれる音が鳴ってきます。さらに、負荷がかかり続けると、顎関節周囲の筋肉が炎症を起こして、口を開けたときに痛みを感じるようになってきます。
健全な咬み合わせが手に入れば、顎関節症の予防・改善につながります。 -
発音障害、胃腸障害の改善
歯並びがガタガタだと、歯の裏に舌がうまく当てられなかったり、また、歯の間から空気が漏れたりして、サ行やタ行などの発音が不明瞭になることがあります。また、食べ物がよく咬めないと、胃腸に食べ物を消化する負担を与えて、胃腸に炎症が起きたり、うまく機能しにくい状態となったりします。内臓系への負担は、全身的な健康に対して、糖尿病や高血圧になりやすいなどの様々な悪影響を生じさせます。幼児からシニアの方まで、矯正治療は健康を維持する大きな鍵となり得ます。
成人の矯正治療には
成人になってから、矯正治療を始めようと考えたときには、主に二種類の方法があります。
一つは、マウスピース矯正やプレート矯正など取り外しが可能なタイプです。
特に、マウスピース矯正は、歯の上からその人に合わせた透明なプラスティック装置を付けて、歯を動かしていきます。
目立ちにくく、着脱可能なため、食事や歯磨きの際も快適です。また、プレート矯正は、プラスティックに針金を着けているタイプとなり、1日10時間(睡眠時を含む)で良いため、マウスピース矯正よりも1日の装着時間は短くて済みますが、その分、治療全体の期間が長く必要となります。
それぞれに特徴がありますので、一人一人のライフスタイルに応じた矯正方法をご提案させて頂きます。
もう一つが、一般的に矯正と聞いたときにイメージする、歯に金具を付けるブラケット矯正です。 本来の位置から遠ざかっている歯を長い距離移動させるのに優れています。ただし、これは24時間中、歯に付けっぱなしで、取り外しができないので、歯ブラシがしにくい傾向があります。
こどもの矯正治療とは?
幼稚園や小学校低学年の頃から矯正治療を行えば、永久歯を抜かないで、整った歯並びにすることができます。
さらに、歯並びが良くなるということは、アゴが広がるということでもあるので、上アゴが広がると鼻腔を広げることになり、鼻で息がしやすくなるため、口呼吸をしなくなるなどの改善も期待できてきます。
また、口呼吸が無くなると、ノドに直接、空気中の細菌が届かなくなるので、扁桃腺が腫れにくくなり、気管支炎などや風邪を引きにくくなります。
そのため、お子様たちの全身的な健康にもつながってきます。
対象年齢は、3歳から可能です。
幼稚園から小学校低学年までは、成長段階のためアゴの骨が柔らかいため、アゴに矯正力を掛けると、本来持っている潜在能力分まで、アゴを広げることができます。
また同時に、歯に矯正力を掛けると、一番歯を移動させやすい時期となります。
ですので、小児期では、アゴと歯に同時に矯正力が掛けられるプレート矯正になることが多いです。
一般的な成人の矯正治療よりも、費用が半分で済み、違和感が少なく、歯ブラシの時には自分で外すことができるなど、好評を頂いております。
他にも、お子様の状況によって、柔軟に対応させて頂ければと思いますので、是非どんなことでもお聞き下さい。
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成人矯正に使われることの多いマウスピース治療。当院では、「インビザライン」と「アソアライナー」の二種類をご用意しております。患者様のライフスタイルに応じて、的確なものをご提案させて頂きます。マウスピース矯正は、20時間以上(食べているとき以外)着けています。ただし、唾液でマウスピース表面が濡れていますので、光がマウスピース表面で反射して、マウスピースを着けているかどうか、一般の方から見たら、ほぼ分かりません。また、日常の会話程度でしたら、マウスピースを外している時と、ほぼ同じ状態で話すことができます。
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プレオルソ矯正は、お子様の舌や頬や唇などの口の周りの筋肉を、本来の正しい機能を回復させるために、お口の周りの筋肉を鍛えながら、歯に矯正力を掛けることで、歯とアゴを動かしていく治療法です。一番効果が早く、有効的なのは、受け口の治療です。1日10時間(睡眠時を含む)の装着で良いため、人前で矯正しているのを知られたくない患者様に好評です。
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プレート矯正装置を利用し、歯の位置を外側へ拡大させていくことで、歯並びを本来の位置へ整えていく方法です。痛みも少なく、着脱可能なため、食事も歯磨きも、いつも通りにできるなど、様々なメリットがあります。1日10時間(睡眠時を含む)で良いため、人前で矯正しているのを知られたくない患者様に好評です。
治療費は?
矯正治療費は、平均すると20万円~となります。それぞれのお口の状況や矯正装置によって値段は異なります。
よくある質問
- 矯正治療は、子どもの時からだけしか出来ませんか?
- 歯が残っていれば、いつからでも矯正治療は可能ですよ。 当院では、シニアの方も、よくご相談に来られます。以前から治療を望んでいたものの、その時は時間とお金の都合のために、断念した経験をお持ちの方も、多くいらっしゃいます。
- 部活で激しく身体を動かすことがあります。矯正治療を行っても大丈夫でしょうか?
- 基本的には、スポーツをしていても、矯正治療は可能です。 逆に、激しくぶつかった時などに、歯を衝撃から守ってくれたり、歯の位置をそのままに保ってくれたりする働きをしてくれることもあります。
- 部活動で楽器の演奏を行っています。そのような場合も矯正治療可能でしょうか?
- 着脱式のマウスピース矯正やプレート矯正では、楽器を演奏して頂いても大丈夫です。 ブラケット矯正(歯に付ける金具)の場合だけは、繊細な楽器(フルートなど)では、空気の流れが変わるため、演奏がしにくくなることがあり得ます。
- 治療に、痛みはありますか?
- 炎症反応が起きないと、歯が動かないため、矯正治療では、歯を移動させる時に、多少痛みが生じます。 特に最初は、まだ装置に慣れないことから、違和感や痛みを感じるかもしれません。 ただし、ほぼ皆様、問題なく治療が行えていますので、大丈夫だと思います。
- 矯正中に虫歯が出来ないか心配です
- 矯正治療をすると、歯磨きがしにくくなるため、虫歯ができやすくなるのではないかと心配になりますよね。 確かに、ブラケット矯正では、金具の周りなど、細かなところの歯磨きがしにくいかと思います。 ただし、当院では、来院ごとに、毎回しっかりとお口の清掃をさせて頂いておりますので、比較的虫歯になりにくい状態で、矯正治療を行っていけています。 ただ、もし矯正治療中に、虫歯が発見されれば、虫歯の治療を優先して行っていっています。
- 治療費を分割して支払うことは可能でしょうか?
- もちろん可能です。 治療期間の中で、ニ分割か三分割にさせて頂いております。または、お手持ちのカードでの分割リボ払いを、お選び頂くことも可能です。