歯周病治療 | 北赤羽の歯医者 │ アイリス歯科クリニック

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歯周病治療

歯周病とは

「歯周病」とは、「歯ぐきの炎症」のことです。
「炎症」とは、転んで擦り剥いたときに、血が出て、表面がグジグジしますよね。その「グジグジしている状態」を、「炎症」といいます。ただ、そのグジグジした部分も、体には、再生機能があって、皮膚をもとの状態に戻そうとして、細菌感染していたら、「免疫力」で、細菌を自動的にやっつけて、皮膚の再生をしてくれます。
そして、口の中には、いつも多少なりとも、「細菌」がいます。もし、口の中で食べたご飯やお菓子などの食べ物を餌に、人間も体を維持していますが、同時に、細菌もまた、その「ご飯やお菓子」を「栄養源」として「増殖」します。細菌は、「1日」もあれば、「ものすごい数」に増殖します。すると、体がその細菌を感知して、「勝手」に「免疫力」を働かせて、細菌をやっつけ始めます。その時に、炎症が起こります。その炎症が、「歯ぐき」で生じた状態を「歯周炎」といい、「園児や小中学生」に生じた歯ぐきの炎症を「歯肉炎」といい、その「歯周炎」と「歯肉炎」を総称して「歯周病」と呼んでいます。

「歯周病」の「初期段階」では、ほとんど「自覚症状がない」ので、「サイレント・ディジーズ=沈黙の病気」とも呼ばれています。また、歯周病が進行すると、歯の周りの「骨が溶けて」、支えを失った歯が「グラグラ」してきます。
そして、歯を失う「リスク」が「高まる」だけではなく、「炎症」が起きているということは、歯ブラシを当てると「血が出てくる」状態のことなので、つまり、血管が破れている状態になっているので、その「破れた血管部分」から、口の中いっぱいに増殖している「歯周病菌」が「血管」の中に入り込んでしまい、それが「心臓」に集まってから、「全身」に送られていきます。その送り出されてきた「歯周病菌」をやっつけるために、体の「免疫力」が、「血管内」や「内蔵の各臓器」などで「炎症」を起こします。その結果、「動脈硬化」、「心筋梗塞」、「脳梗塞」、「糖尿病」、「高血圧」、「早産」など様々な病気を引き起こします。
そうならないようにするためには、まずは、爆発的に増殖した口の中の「歯周病菌」を減らすことが大切になってきます。そのために、「歯周病」を「治療」して、細菌が住みにくい「環境」を作り出して、炎症を抑えていくことが、体の「健康」につながってくるということです。

歯周病の原因

「歯周病」の「原因」は、「歯周病菌」です。「歯周病菌」は、人が「食べるものやお菓子」などを「栄養源」として「増殖」します。定期的に「栄養」が与えられる上に、口の中は、唾液で満たされているため「湿度」が高く、体温によって「温度」が一定に保たれているので、「細菌」が「増殖」する「環境」として、とても「良い条件」を備えています。
「歯周病菌」は、「歯と歯ぐきの境目」の「すき間の奥」に、多くいます。なぜならば、「食べ物」が「溜まり」やすく、「湿度」と「温度」が「保たれ」やすいからです。なので、食べ物が「磨き残し」で、歯と歯茎の境目に残っていたら、かなりの勢いで「増殖」してきます。そして、「炎症」を起こして、「歯周病」となっていきます。

段階別の歯周病治療

状態 処置
歯肉炎 「15才以下」の人で、「歯ぐき」に「炎症」を生じている状態を指します。歯周病の「初期段階」です。
「歯磨き」や「かたい物」を食べた時に、歯ぐきから「出血」します。「対策」としましては、「親御さん」や「自分自信」での「歯磨き」でも、「歯と歯ぐきの境目」をしっかり「歯ブラシ」を「当て」られれば、「改善」する可能性があります。また、「治療」としましては、「1~2週間」ごとくらいに、歯科医院で「歯の周り」の「クリーニング」をしてもらっていれば、「1~2ヶ月」くらいで炎症は治まります。
軽度の歯周病 「16歳以上」で、「歯ぐき」が「赤く」、「ブヨブヨ」していて、「歯ブラシ」を歯ぐきに「当てる」と「血が出る」状態を指します。
「治療」としましては、歯ブラシでは取り除くことができない「歯の表面」に固くこびり付いている「歯石」(3日以上の食べ物の磨き残しで出来てくる)や、「茶シブ」と「ヤニ」などを、「歯科医院」で「1~2週間」ごとくらいに、「専用の器具」で「取り除いて」もらった上で、「自分自身」で、「毎日」、食べ物の「磨き残しがない」状態を、比較的保てていれば、だいたい「3ヶ月」くらいあれば、「歯ぐき」から「血が出ない」、かなり「落ち着いた状態」まで持っていけます。
中~高度の歯周病 「歯周病」としては、「進行して」きている状態ですので、「歯ぐき」から、「かなりの量の出血」があるはずです。
また、場合によっては、「膿」が出たりしていて、「歯」が「グラグラ」してきている状態を指します。この状態ですと、「炎症」が「かなり強い」反応を示しているため、簡単には、炎症は落ち着いてきません。
しかし、軽度の歯周病と同様に、歯科医院で、「1~2週間」ごとくらいに、歯科医院で「歯の周り」の「クリーニング」をしてもらって、歯の「表面」の「歯石」と「茶シブやヤニ」を取り除いて、さらに、「歯ぐきの中」に隠れている「歯石」と「茶シブやヤニ」も取り除いた上で、「自分自身」で、「毎日」、食べ物の「磨き残しがない」状態を、比較的保てていれば、「6ヶ月~1年」くらいで、「歯ぐき」から「血が出ない状態」まで持っていけると思います。この辺は、かなり「個人差」が出てくるものなので、その時のご本人の「歯の状態」や「体調」によって「変わって」きます。